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地域、地元のフットボールを応援する¨Solo Supporter¨のブログです。
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ヴィッセル神戸とトモニ戦った、
長い1ヶ月とちょっとをロングにお届けします。

ヴィッセル神戸、奇跡の残留劇からはや12日。
ブログ更新をしなくなってから、応援やめたのでは?いや死んでもーたのでは?
などと思われていたか思われていなかったか、の、NIYANです。

最後のブログ更新が10月17日のFマリノス戦の事だったので、
とてもご無沙汰感がございますが、その次の名古屋戦からは新潟戦を除いて
すべてに参戦、奇跡の残留物語の一部始終をしっかりと見させていただきました。

久々のブログは、世界一長いエントリーを目指して、
名古屋戦からのヴィッセル神戸とワタクシの物語を、
思い出しながら綴ってみたいと思います。


思い返せば監督交代後の広島戦から、
アグレッシブに前に出るサッカーに変化したヴィッセルに、
可能性は感じつつも、マリノス戦の小野選手のアレやら、その他それやら、
いろんなことがうまくかみ合わない状態のヴィッセル神戸。



そんなところに泣きっ面に蜂の、チャンピオンになろうかという名古屋が相手。
試合開始早々、そつがない、という表現がぴったりの、ヴィッセルのエアポケットを
見事についた攻撃で先制、ここ!というところに強力な選手を配置した逃げ切る力、
降格争いのメンタルなど寄せ付けない王者のメンタルにヴィッセルは撃沈。
名古屋よりシュート打ったやん!などという慰めもほぼ効き目なく…



次節のガンバ戦で負けたら、やばいどころの話ではなく、明日にでも降格…の状況。
良いサッカーをしている、なんてことはどうでもよく、
どうしても勝ち点3が欲しい次節ガンバ戦…

いよいよ切羽詰った精神状態で、今年は行くつもりのなかった万博へ。



この万博という所は、恵まれたスタジアムを持つ神戸サポーターにとっては、
近いが過酷な環境で、しかも今年も雨予報、台風がきているという、
元監督のサッカーのまま、中位低迷、なら、行きたくねぇ!てな場所でありますが、
負けるから行かない、ってのは性に合わないし、なにより和田ヴィッセルは、
応援に値するチームになっている、という思いが、
雨具の用意をさせての参戦になりました。



ガクトと三島がゴール裏に来て盛り上げ役を…
しかしこんなところにおらんと、グランドにおれやぁ~!という野次が…
ごもっとも。気持ちは伝わった。

この試合で勝ち点3が取れないと、完全にシーズンが終わるという状況で、
大久保が直前でベンチ外、ポポも怪我でベンチ外、
宇佐美のゴールで先制された時は、
ヴィッセル神戸ついにこんな底まできてもたか…と思いましたが、
さすがにここまでくると、気持ちは1点先制されたぐらいでは揺るぎません。

1点くらいなんやねん!?
ここまでの試合見てガンバに圧勝するヴィッセルが見られるなんて、
思ってここにいるヤツは一人もいないぞ!取られたら取り返す!それだけじゃぁ!

と、やぶれかぶれなのか、開き直りなのか、これがもしかして悟りなのか?
ってな達観したゴール裏の空気と、
不思議と同調するかのようなこの試合のヴィッセルの選手たち。

先制されたことなどなかったかのように、必死にボールを追います。するとこの日、
他の選手を叱咤激励する姿が目立った孝行の見事なヘディングで追いつきます。

ガンバ相手に早めに同点に追いついたことで、久々に手ごたえを感じる試合展開!
…と思ったとたん、FK遠藤→イグノのゴールで勝ち越され前半終了。
しかし、久々に前半に点が取れた事、あと、開き直りの心境なせる技?
なんだかやれるような気がして後半突入。

そして、河本のヘッドで、早々に追いつけたことで、
ゴール裏、ピッチの選手共、この試合ほんまにいけんちゃう?
という今までの悲壮感とは違った空気が万博を包んでいきます。

すると、ビツの"ゾーン"に入ったようなプレーからの右サイドからのクロスに、
ヴィッセル神戸希望の星、小川慶治朗選手があわせてついに逆転!!!
ケージロー!!!期待の星の慶治朗のゴールで盛り上がる神戸ゴール裏!
今年ずっと続いていた、神戸の行き詰まり感、
噛み合わなさを払拭するような得点で、一気に加速したヴィッセル神戸は、
より一層大きくなった応援の声とともに、万博のピッチを支配。
気持ちの入った試合に、やっと勝ち点が結果としてついてきた形に。



勝ち点3をガンバから取れたという自信を胸に、
しかし一勝くらいではまだまだ降格圏内から抜けられないという現実を、
希望に変えるためには、仙台戦で必要なのは勝利だけ。



しかし今年のヴィッセルは連勝が一度も無く、
この試合勝たないと、という試合はことごとく落としてきたチームなので、
少しの不安とまだまだ続く開き直りの心境で見た仙台戦は、
ガンバ戦の勝利で自信をもったチームが、
相手にほとんど何もさせないというような、圧倒的な戦いを展開!!
これはもしかすると、怒涛の7連勝?などと、
先週までうなだれていたとは思えないようなことを思い浮かべてしまうほど…



とにかく、残留への希望が現実に見えてきた気がした仙台戦。

このころから、残留の大一番である大宮戦、
どういう形にしろ何かが決まるのは浦和戦、
という予想から、遠征を考え始めました。

そんなさいたま遠征の前に、
ヴィッセルにとっては鬼門のビッグスワンの試合が待っておりました。
日曜夜7時新潟という、神戸サポーターに来るな、と言っているような試合時間に、
スカパー観戦で祈り続けます。鬼門ビッグスワンに天敵マルシオリシャルデス、
そう簡単には勝たせてくれません。なんとか追いつき勝ち点1。○塩めぇ…

ただ、この時点での残留争いのライバルでtった大宮が負けたので、
7連勝の夢破れたダメージは、そこまではなく、残り5試合全勝…、
いや、とにかく大宮直接対決でひっくり返せる位置に!
という希望を抱きながら、Jリーグ最強チームのひとつ、鹿島アントラーズ戦へ…



絶対勝利!という気持ちで向かったホムスタゴール裏でしたが、
目の前に展開した光景は、今まで見たことの無い、
強敵鹿島相手に神戸がポゼッションしながら押し込んでいる姿でした。

相手右サイドアライバをチンチンにしていた慶治朗にくちあんぐり!
時折ある鹿島の決定的チャンスも、入る気がしない!
と思わせるクニエの鬼気迫るプレー、

ケンタの徳重力発揮のビッグセーブなどなど、そこには、悲壮感こそあるものの、
ガンバ戦前のヴィッセル神戸の姿は無く、勇気と自信をもって走る、
新しい神戸の姿が…



それだけに、鹿島相手とはいえ残念なドローでありました。しかも大宮は勝ち、
直接対決までに勝ち点差がひらいてしまった。
が、この時点まだFC東京が勝ち点1差で、
神戸はまだ2チームの上を行くチャンスが残っている!と希望を抱きつつ、
ワタクシは大宮へ旅立ったのでありました。



NACK5は2年ぶりでありましたが、新しく見やすく、
Jリーグサイズでは最良の部類に入るスタジアムだと思っております。が、
そんな事はどうでもなんでもよく、とにかく勝ち点3以外にはありえない!
と、「神戸魂」をこめて応援…

といいつつ、ワタクシ自身はこのころから、「神戸魂」とはなんぞや?
という疑問がふつふつと沸いてきておりました。
チャントの歌詞にあったので、クラブも使った、ということなのでしょうが、
「神戸魂」という言葉、今までサッカーチャント以外で聞いたことは無かったし、
そもそも神戸魂の元になるであろう、神戸気質は、“魂”という言葉とは遠い、
ドライでさばさばしたもの、と思っていたので、
「神戸魂」と聞いて、具体的にイメージできませんでした。



しかし、なんぞや?と、そんな事考えている時間はこの時はなかったので、
ただ声を張り上げ、手をたたき、必死に選手を応援するのみでありました。

しかもこの試合の前、FC東京が首位名古屋に勝ったことで、神戸は大宮に対し、
負けもちろん、引き分けでも残留には厳しい状態に。

試合内容でも、今の神戸の走るサッカーは、中二日では厳しい上、
大宮も神戸をよく研究し、神戸のハイプレッシングをうまく避けるような、
ボールのつなぎ方をしてきて、ここ数試合の中ではあきらかに苦戦している前半。

しかし、そんな時間帯に、相手のミスかららしいカンジョのゴールが決まって先制!
悪い時間帯で得点というのは、勝ちサッカー時のパターンなので、
後半なんとか持ち直して勝利をつかもうと思っていましたが、
大宮は後半、残留争いの経験値が違うのを見せ付けるように追いついてきました。
後半運動量が落ちない神戸が盛り返し、ジェミンのクロスがオウンゴールを誘うも、
石原に見事に仕事をされ再び追いつかれてしまいます。
終了間際の時間帯、神戸はあと半歩、という所まで大宮ゴールに迫ったのですが、
2-2で無情の終了の笛…

勝たないと残留が数字上決定しない大宮NACK5の雰囲気は、
時間が止まった、ようでしたが、神戸サポーターも、
終了直後にヴィッセル神戸コールがあがったものの、
かなり複雑な感情が渦巻くといったゴール裏に…

ワタクシはボーゼンとした姿がTVに映っていたらしく、
後ほどボーゼンとしとったなぁ、と言われました。
ええ、ボーゼンとしてましたもの。

大宮の結果で、神戸は残り2連勝以外許されなくなり、
それでも、FC東京が1勝すれば降格するという、本当の崖っぷちになりました。
気分的にはアウェイ京都戦から崖っぷちだったので、いまさら、
という強がりも言ってみましたが、とにかく降格が本気で目の前に…
ただ、まだ降格が決定したわけではない、とにかくホームで清水に勝って、
希望を最終節につなげ、たい!



勝ってもこの日に降格かもしれないしという事で、開き直りというか、
なんとなくすがすがしい気持ちで迎えた清水戦。

不思議なすがすがしさは、思えばここ数試合、チームの戦いっぷりに関しては、
ある程度の出来不出来はあるものの、元監督の時ような否定的な気持ちで見る、
という事がなかったからかもしれません。、

この試合でも、清水の中盤の巧みさにやられる場面と、
神戸の選手に連戦の疲れは感じるものの、
ここ数試合のハイプレッシャー、本当の堅守速攻、
あと、シュートを打たれてもまったく動じないメンタルを発揮していて、
巧みな清水と互角に渡り合います。

冷静な心では清水のがうまいな、とよぎるのですが、
紆余曲折ありながらも、5戦負け無しがの自信か?頼もしいヴィッセル神戸。
サポーターがチームに勇気つけられより一層声援を、その声援がチームの後押しに…
そんな良い循環がこの時には生まれていたような気がします。



時間がたてばたつほど、清水の足が止まり、神戸の時間帯…
とどんどん上を向いていたところに、ヒデの二枚目イエロー!
あちゃぁ…と普通ならここで少し試合の勢いが止まりそうなところ、
ヒデの退場が無かったか、のように走り続けるヴィッセルの選手たち!

そして一人少ないチームが、右DFのビツのシュートから、
左DFの茂木ちゃんが決める、というわけのわからないゴールで神戸先制!
そして、清水DFのシュートを、清水FWがクリアするというわけのわからない、
ゴール裏から見てるとさっぱりわからない、とにかく、
不思議な力があっちこっちで発揮されていたような清水との激戦に、
勝利したヴィッセル神戸!

「よーくつないだ!あとは知らん!」とピッチに叫び、ホーム最終戦セレモニーで、
状況が状況なだけに神妙な三木谷さん、叶屋さん、和田さんのコメントを聞きいて、
ホムスタを後に。



試合後、三宮高架下でいつもの人たちといつもの通りの時間を過ごしながら、
やはり気になるFC東京の結果。携帯を開けたところ、FC東京が山形にリード…
大宮でほぼ絶望したので、今さらこの結果にどうこう思わないなどと思いながら、
がんばれよ山形~…と身勝手で失礼な応援をして、
携帯を開ける頻度がちょいと多めに…すると、「FC東京 1-1 山形」の表示が!!!
その時が試合終了間際で、そこからちょいと更新してると試合終了の文字!!

あ、最終節までヴィッセル神戸、生き延びた…!
…これはもしかする?
でもこっちの相手は浦和様、あっちの相手は最下位京都だけど…

とにかく、可能性が残った状態で浦和へ乗り込める事だけは決定したしました!
勝って今シーズン終了!あとは野となれ山となれ!!!

…今、長い前フリが今終わりまして、ここからついに運命の浦和戦であります。
田代ナイースなゴールで、失礼しました、本当に山形と田代様のおかげさまで、
最終節まで残留の可能性を、残したヴィッセル神戸。

清水戦後に追加募集したアウェイツアーはバス5台だったそうですが、
こちらはすでに2週間前に深夜高速バスの往復予約を入れており、
夜に関西から出発。気ままに一人町ブラをしながら浦和の町をさまよった後、
東浦和駅からスタジアム直行バスで埼玉スタジアムへ。

試合開始3時間前だったので、バスはまだ座れるくらいでしたが、
周りにはもちろんレッズサポーター。着ている物、アイテムに、
ひと目でレッズサポとわかる押しの強さがあります。
こちらも負けずにレッズの真っ只中でヴィッセルのベンチコート姿でした。
が、このベンチコートが2004年以前のもので、クリムゾンレッドではなかったので、
ヴィッセルサポーターと思われてたかどうかはわかりませんが。

しばらくすると、浦和美園とおぼしき駅を通過、もうじきかな?
と思っているとスタジアムが見えてきました。

しかしそこからなんだか長い長い。
造成地のような所をぐるぐるしてやっと埼玉スタジアムにつきました。
2022年大会は日本ではありませんよ!と思いつつバスを降りると、
そこには赤い人たちの列、列、列…



ジャニーズか外国人アーティストのコンサートのような人波に圧倒されかけた時、
アウェイ側になる南入り口近辺に、ヴィッセル神戸サポーターの集結を発見!
試合開始5時間前に到着したという、バス5台のオフィシャルアウェイツアーや、
コアな方々やら関東ヴィッセルサポやら、ホムスタ開門前より列長いんじゃないの?
という状態で、それが良いんだか悪いんだかわかりませんが、
とにかく頼もしい仲間たちの登場に、心強く埼スタ入場!!





試合開始まで3時間近くあった時間、落ち着かないで待っていましたが、
そんな気持ちは神戸サポーターのコレオグラフィ掲示に対しての、
浦和サポーターのブーイングでスイッチオン!

「あんたら作るのはそりゃすごいコレオでしょうけど、
 ブーイングはないんじゃないの?
 みとれよぉ~!試合結果でほえずらかかしたらぁ!」

残留など関係なしで、絶対浦和に勝ってやる!
と気合が入ったブーイングでありました。

…まあ、現地で見たら浦和のゴール裏パフォーマンスは凄い。
テレビで見たポンテへのコレオも、
こっちのをブーイングしたくなるのがわかるほど凄かった。



運命の試合開始、とにかくいつも通りやぞー!何も恐れることは無いぞー!と
声を張り上げて応援するも、神戸の攻撃時はうまく数的優位を作り、
神戸のプレスをかいくぐって、浦和は試合開始から決定機を何度も作り出します。
後で見たら恐ろしいシュートだったのですが、入らなければ大丈夫!!って事で、
前半我慢して0-0で終われば、神戸に付き合うような激しさできていた浦和の足は、
後半絶対止まると思っていましたから、どんな形でも0-0で、
なんてことを思っていたら、浦和のこの試合のでのウイークポイントを、
ここにきて神戸の救世主的働きをしてくれていた、吉田孝行が鋭く狙って、
ファインゴールを決め、神戸先制!!!

神戸ゴール裏は狂喜乱舞!!理想の時間帯に見事に決まった先制点に、
ますます大きくなる声援。

神戸は先制点のあと、浦和を押し返しつつ前半終了。
あまりに理想的な試合展開に、当然気になるFC東京の途中経過。
すかさず携帯チェックのゴール裏の多数の人、

「京都勝ってる!」「東京負けてる!」

所々であがる声、理想的な残留争いの途中経過に、
この残留争いで、今までに無い空気に包まれる神戸ゴール裏に…
この空気いやや!このままだとあと45分後には東京が1点取って、
神戸が1点取られて終わるぞ!締めていこう~!と思わず叫んでしまいました。
すると古参サポ仲間も同じような事を叫んでくれておりました。
さすが経験豊富な…とにかく、まだなにも成し遂げていない!後半走りきろう!!

ハーフタイム時のこちらの心配をよそに、後半から、神戸は浦和を圧倒しだします。
神戸の90分続く走るサッカーに、鹿島、清水がそうであったように、
浦和もついていけなくなっていた、ように思いました。

クニエの攻め上がりからのシーンは、誰が誰にファールをしたかもわかりませんでしたが、
PKやな!?と何度もゴール裏で確かめ合い、
山岸の治療を待つ間、とにかくキーパー動いてから蹴れ!
と何度も何度もつぶやきながら祈り続けました。
このPKの持つ意味を一番知っているであろうPKキッカーは、
長い時間待たされたことも無かったかのように、冷静に決めてくれました。

加速度的に盛り上がる神戸ゴール裏に対し、
一失点目の時のレッズコールより極端に小さくなった浦和の声。
その勢いはピッチ上のチームのパフォーマンスをそのまま表していました。

動き続ける神戸の選手に翻弄される浦和の選手。3点目、
ゴール前でなぜかドフリーのカンジョが冷静にシュートを決めて、カズダンス、
は帰ってから映像で見ました。

いままでにない!というくらいの超盛り上がりを見せる神戸ゴール裏は、
そのころみんなモミクチャでありました!

この得点で実質この試合は決まりましたが、
こちらには残留争いという戦いがまだあります。
「仙台抜くぞ~!!!」と叫び声を上げ、
とにかくできうることはみんなやりつくして神戸帰ろう!!

その後、さすがに神戸の選手も疲労が見え始めましたが、
試合自体は決していたため、気になりだしたFC東京の結果、
ワタクシは携帯を試合中は出しませんでしたが、
つながりにくい中で結果を見た神戸サポーターの表情、
そしてピッチレベルまで降りた、ベンチ外選手たちの行動で、
この後に待っていることが理解できました。

あとはこのまま終わるだけ、という空気が漂い出したその時、
途中で入った森岡選手の落ち着き払った突破からのクロスがゴールに!!!
背中の3が見えたので、「ジェミン?」とつぶやいたら、
一緒に見ていた仲間が半泣きで、「慶治朗…!!」と!

次世代に期待する若者たちが、サポーターの思いを大きく超える、
素晴らしいクライマックスを決め、
試合終了の笛をファンファーレにした大エンディングへ!!!



残留!!残った~!!やったやったやった!!

神戸ゴール裏サポーターは口々に喚起の声を上げ、泣き、笑い、歌い…
ワタクシは、不思議な興奮でハイにはなっておりましたが、
博多の森の時と同じで、泣きはしませんでした。
ただ、博多の森のときとは違い、試合展開が途中から磐石なものだったので、
後半途中からは、この試合、本当に楽しめました、

残留を決めて、アウェイで勝利の神戸讃歌を歌い、大騒ぎして申し訳なかった中、
フィンケ監督の「最悪の試合を…」の挨拶をバックに記念撮影と、
このドラマの名残を惜しむようにしてたら、ある古参サポーターが、

「おもしろいなぁ!来年も残留争いやろう!」
などとある意味、神戸の本質を突いた発言。

「毎年はムリ!せめて5年に1回に…」
個人的にはヴィッセル神戸は残留ドラマは何回か作りましたので、
次回は他のシチュエーションのドラマを作る事を希望します。



意気揚々と、浦和美園から東京へ。仲間のサポーターと二人打ち上げのあと、
東京駅で京都帰りと思われる東京サポーターに遭遇。
そそくさと陰に隠れてヴィッセルのユニを脱ぎました。
試合前なら堂々とですが、ここは彼らのホームでありました。
降格の日に失礼なことであったと反省しております。

FC東京とヴィッセル神戸を分けた差などなく、
和田監督からの戦いには誇りを持っておりますが、
それでも、たまたまJ1に残った、に過ぎないのが、2010年のヴィッセル神戸です。

一桁順位を目標にした結果が勝ち点38の15位。
2011年はJ1最下位からの厳しいスタートである、という事を肝に銘じて、
浮かれる事無く来年こそ、J1上位に爪あとを残してほしいと思います。

…最後に、ヴィッセル神戸の「神戸魂」とはなんぞや?との疑問の本当の答えは、
いまだわからないままでありますが、浦和戦のゴール裏で感じたのは、
「神戸魂」とは、ヴィッセル神戸とトモニ戦う神戸の人たちが、
これから作っていくもの、なのかな?と思っております。

残留争いで確かに神戸は“魂”を見せましたが、「神戸魂」が、
残留争いのみで発揮されるもの、とするとあまりにも寂しい。
しかし、これからクラブが発展していく過程で、「神戸魂」を、
タイトル争い、優勝争いで発揮されるものに進化させていけば、
「神戸魂」という言葉が、誇りを持って、神戸の人たちに受け入れられるものに、
なるのではないか、というふうに思いました。

この残留争いでのがんばり、一体感を、次につなげるために、
「神戸魂」はまだ結実していない、とワタクシは言いたいと思います。
いつの日か優勝する日、「神戸魂」は実を結ぶ。その日を楽しみにして、
また来シーズンもゴール裏で声をからしたいと思います。
では神戸の仲間たち、来シーズンも、トモニいきましょう!
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ありがとう
すばらしいブログありがとうございました。
利造 2010/12/17(Fri)17:54:14 編集
長いね~
更新されない期間も長かったけど、
「覆面記者の目」以上の記事の長さですね~。
振り返れば天皇杯2回戦、MIOびわこ戦を観てこれはホントにやばいと思い、京都戦を観て、たとえ何があろうと監督を替えてくれと思ってから
約3ヶ月、よく残留できたよ。。
言いたいことは山ほどありますが、
和田ぼんならどこまでもついていきます!
来年もあれこれ、わいわいみんなで語りあいましょう!
carpediem@SN.8 2010/12/17(Fri)22:21:17 編集
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